自分の子どもを、タレントやモデルにしたいと思っている保護者の方は多いと思います。
そうした保護者の方へのアドバイスを書いてみたいと思います。
まず初めに親がいくらわが子をタレントにしたいと言っても、
子ども本人が嫌だと思っていたら無理強いはやめた方が良いでしょう、
なぜならそういう子は決して長続きしないものです。
先ず「本人の意思をしっかり確認してほしい」。
幼児から小学校低学年ぐらいまでは、いやとは言わないでしょうが、
これは自分がしている事が何かはっきり分かっていないからです。
仕事をやり始めると、やりたいやりたくないの意思表示がはっきりしてきます。
その段階で判断しても良いでしょう。
小学校高学年になると自分で判断できます。
次に、小さな子供の場合、母親の負担も大きく、
撮影やレッスンには付き添わなければなりません。
早朝に家を出て、帰宅は夜遅くと言うこともあるでしょう。
そうなると「父親の協力が不可欠になります」
学校優先も、当然欠席が多くなることもあるでしょう。
スケジュール管理をしっかりしなければなりません。
3つ目に、どの親だって、自分の子どもが一番かわいいに決まっています。
撮影でも、できるだけ目立たせたいと思うのは親心。
そこで「もっと前に出ろ」とか「こうやれ」とか
監督そっちのけで演技をつける母親がいます。
当然ひんしゅくを買い、子どもは恥ずかしくて、演技も小さくなります。
こうした「子どもに演技をつけるな」と言う事は大切なことです。
子どもは自然が一番。みんなで楽しくワイワイやっているのが最高の演技ですから。
4つ目は、撮影現場で、待ち時間に子供たちが騒ぐことが良くあります。
スタッフは子どもを叱らず、たいていは親に注意します。
子どもを叱ってもらうためですが、それを無視する親がいます。
「ちゃんと子どもを叱る親になれ」この世界は、礼儀作法が厳しく、
子どもを叱れない親では、通用しません。
子どもたちは、新たな出会いや、発見をごく自然に、
素直に楽しんでいるそれを見守るのも親の役目と言えましょう。
お母さん方によく見られる現象とし て、
撮影現場に子どもを連れて行ったら大好きな、
あのスターに挨拶して回る親。
これはひんしゅくものです。
つまり親御さんの心構えを一言で言えば
「浮足立った言動は慎む」ということです ね。